カテゴリー「野球本」の7件の記事

2011年7月11日 (月)

【野球本・4】『キャッチャーという人生』 〜プロ野球の「捕手という人生」を生きた選手たちの物語〜

野球本紹介シリーズその4。
今回はキャッチャーに焦点をあてた本をご紹介します。

「キャッチャーという人生」赤坂英一(講談社)
Catcher_
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講談社(単純リンク)

キャッチャー論と言うと普通配球や技術を突き詰める事が多いと思いますが、この本はタイトルにあるように「プロ野球の捕手」というポジションを務めた選手達の、「捕手人生」に焦点を当てています。

著者は言います。「野村克也と古田敦也の影に隠れて、今まであまり語られることの無かった捕手たちの本」を作りたかったと。

本書では現ジャイアンツコーチ・村田真一を中心に、元広島・達川光男、現マリーンズコーチ・山中潔、元ライオンズ・大久保博元、現ドラゴンズ・谷繁元信、現マリーンズ・里崎智也を取り上げています。

ジャイアンツの正捕手として君臨した山倉の影に隠れ、いざ山倉が衰えれば高田誠や杉山直樹、吉原孝介の加入に脅かされ、正捕手を掴んだと思ったら大久保の加入によりまた立場が危うくなる村田。しかし根底にある「チームの勝利の為」にライバルである大久保にアドバイスを送る村田の姿。

ライオンズ時代にくすぶっていた大久保を変えた、監督・藤田元司の言葉。

広島に入団時、立ちはだかる正捕手水沼の大きな壁にぶつかりもがき、年下の山中潔の追い上げにも挟まれながらも不動の正捕手の座を掴んだ達川。

達川が「敵わない」と思うテクニックを持ち、脅威の1試合6捕殺という記録を持つほどながらも広島で正捕手になることができず、5球団を渡り歩いた山中。

プロ入りしてしばらくは「プロをナメて」センスだけでやっていた谷繁に訪れた転機。

山中がマリーンズにコーチとして就任してから出会った、里崎智也という新時代のキャッチャー。

それぞれの「人生」の綾が綴られています。

先輩捕手の存在、捕手を育てる投手の存在、理解ある首脳陣の存在。その全てが絡みあい、プロの「捕手」という人格を形成していく過程が複合的に編まれ、しかしとても読みやすく展開されて行きます。

一番面白かったのは、一見成功者ではない、上に挙げた捕手たちの中では最も地味だと思われる「山中潔」の存在が実はとても多くの「捕手」達に影響を与えた事も解き明かされ、実はこの本の主役は山中ではないか、と言っても過言ではないだろうということ。
「あの人がいなかったら、僕はやめてますね」
これは里崎の言葉です。見えないところで人と人の縁が果たしている事って沢山あるのだなあと思わされました。里崎と山中コーチの関係なんて全く知らなかった。

「人生」と言ってもお硬く「人生論」を語るのではなく、とても興味を惹くプロの捕手ならではの思考、技術の話や裏話も随所に盛り込まれ、飽きることなく読み進められます。

プロ野球の奥深さ、技術の重みも感じさせてくれるとても面白い本でした。

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2011年6月16日 (木)

【野球本・3】『あるキング』 〜野球界の「王」になるべく運命づけられた男〜

野球本紹介・その3、今回は小説を。野球小説って余り読まないのですが(だって現実の方が面白いんだもん)たまには毛色の違う物を。
(※記事中のリンクは全て単純リンクです)

『嗤うエース』とどちらを取り上げようかと迷ったのですが、野球小説としても異質な『あるキング』にしました。
『嗤うエース』(本城雅人著)はプロ野球の八百長を描いた半ドキュメントのような手触りのフィクションです。時は昭和、とある人気球団のエース・浪岡に振りかかる黒い交際と八百長疑惑。果たしてエースは白なのか、黒なのか・・・。お話としては面白いですが、私として展開が今ひとつでしたので・・・興味のある方は是非ご一読を。同じ著者の『スカウト・デイズ』も読んでみたい)


「あるキング」伊坂幸太郎(徳間書店)
Aruking
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徳間書店

いやはや、「紹介」するには苦労する小説でした。
(極力ネタバレしないように書いています)

伊坂幸太郎さんは「重力ピエロ」しか読んでいないのですが、非常に映画的な展開をする作者だなあ、と感じました。その片鱗はこの本にも伺えます。

徳間書店の本紹介にはこうあります。
「弱小地方球団・仙醍キングスの熱烈なファンである両親のもとに生まれた山田王求。“王が求め、王に求められる”ようにと名づけられた一人の少年は、仙醍キングスに入団してチームを優勝に導く運命を背負い、野球選手になるべく育てられる。期待以上に王求の才能が飛び抜けていると知った両親は、さらに異常ともいえる情熱を彼にそそぐ。すべては「王」になるために――。人気作家の新たなるファンタジーワールド。」

実際このくらいの知識だったので、ごく普通の野球小説と思って読み始めたのですが、それは第二章から早くも裏切られました。良くも悪くも。
ファンタジー?かと思ったらいや、「本当は怖いグリム童話」かも知れない、と思い、いやいや野球に限らず閉塞気味の人間社会に対するアンチテーゼかも知れず・・・と読みながら戸惑いはどんどん増し、しかし途中からは物語世界の中に落ち着いてしまうというちょっと面白い体験ではありました。

文中に「マクベス」や「ジュリアス・シーザー」のエピソードがちょこちょこと登場します。つまりシェイクスピアが引用されるのですが、シェイクスピアに対して一般的な知識以上を持ちあわせていない私には共通項を見出す事が難しく、逆にマクベスなどに触れたことのある方ならそれなりに整理しながら読めるのかも知れません。もちろんシェイクスピアを全く知らなくても問題なく一つの物語として読むことは出来ます。

主人公山田王求。紛うかた無き野球の天才。
両親は、息子王求は「野球の王」である、と一転の曇りも無く信じ、というよりも信じる以前に当たり前の事だと認識し、その無邪気とも言える思いの中で王求を育て、慈しみ、庇護します。王求はその運命に実に従順に育ち、まさに「王」と言えるべく実力を備えて行きます。

しかしその突出した能力が故に周りの人間は距離感が掴めず、扱いを持て余し、結局「異質な者」として対処せざるを得ない。簡単に言えば「無視」です。孤独な王。孤独な王求。
しかし、その能力に対し無頓着な人間は普通に王求に接し、そして影響を与える事も出来ます。そういう人からすれば王求は普通の人間でもありました。

「王」となるべくして生まれた人間はそうそういないでしょうが、確かに山田王求はその数少ない選ばれた人間でした。いや、そうであるように見えます。

そうです、王求は何かの力によって運命を動かされていた、いや、決定されていた存在でした。それが為、本人は孤独と思ったことも無く、野球に対する疑問も自己の存在に対する疑問すらなく己の人生を全うして行きます。

果たして王求は野球界の「王」になれたのか。その王は本物の「王」だったのか。裸の王様だったのか。まがい物だったのか。それとも、真の王は王求の後にこそ、生まれるのか。

私が一番気になったのは、王求は野球ファンに果たして愛される「王」だったのか、と言う事。
それは読む人によってそれぞれ違うかも知れません。

読了後もなにやら重苦しい感覚と、あまりにも超越した存在の野球人としての王求に喝采を送りたい気持ちとがないまぜになり、間違っても「爽やかな読後感」が得られる本ではありません。
野球小説としては極めて異質ですが、王求を「王求」という存在にしなくてはならなかった著者の気持ちもわかります。
こういう野球小説もたまにはいいな、と思いました。


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2011年4月10日 (日)

【野球本・番外編】選手名鑑、どれを買いますか?

プロ野球選手名鑑は様々な種類が出ていますよね。
「NPB承認 選手名鑑」
http://www.npb.or.jp/books/meikan.html

毎年、名鑑がいつ出るかいつ出るか、とそれはそれは楽しみにしています。

選ぶ基準は人それぞれだと思いますが、私は

◯コンパクトに持ち歩けること。A6サイズ(文庫本とほぼ同じ大きさ)が基本
◯選手全員が等しい大きさの扱いであること(中心選手だけ大きい、とかはNG)
◯育成選手も同じ扱いで、顔写真入りで載っていること

というところに重きを置いています。

長年愛用しているのは、日刊スポーツ出版社の名鑑。
「2011 プロ野球選手写真名鑑」
http://ai.nikkansports.com/archives/2011/02/2011_1.html(単純リンク)

20年は買い続けています。もうお約束です。
昔は全選手を平等に載せている名鑑ってあまりなかったのですが、これは全選手を載せていました。
選手は1ページに8人。ちょっと混雑。
最近は他の名鑑が充実してきて押され気味だったのですが、今年は紙の質がアップして巻き返しをはかって来ました。
しかしいただけないのは、ページ体裁に苦労したと見えてページにきっちり入らない選手が他の球団の所にあったりすること。例えば、バファローズの外野手三人がファイターズのページに紛れ込んでいます。ファイターズの後ろにくっついたので、次に来るバファローズページよりも前のページになっちゃってます。これは・・・やっちゃいけないでしょう〜。かなり残念なところです。

他に週刊ベースボールの選手名鑑号は一番早い名鑑なので、コンパクトではないですが必ず買っています。

ここ数年、日刊スポーツと合わせて買うようになったのが、ベースボール・マガジン社のコンパクトな方の名鑑。

「プロ野球カラー名鑑 2011」
http://www.sportsclick.jp/magazine/mook/738/index.html(単純リンク)

この名鑑は、1ページに選手が4人なので、一人当たりのスペースが大きいんです。(その分厚く重くなりますが)面白いのが、アマ時代所属チームの主な成績(夏の千葉県大会五回戦、とか)が載っていることと、前年度に守った守備情報があるところ。
・・・実はかなり重宝していて、日刊スポーツのよりもこっちを持ち歩くことが多くなりました。

左が日刊スポーツ、右がベースボールマガジン どちらも育成選手もしっかり載っている
Nikkan_shube

で、今年です。「こんなにあったっけ?」と言うくらい名鑑があるわあるわ。
その中で面白かったのが別冊宝島のコンパクト版とBaseballTimes。この2つ、去年はありましたっけ?

「別冊宝島 プロ野球選手データ名鑑2011」
http://tkj.jp/book/?cd=12145001(単純リンク)

選手は1ページに6人。育成選手は顔写真無し。
なんと、一人一人に過去5年の成績が載っています。これは便利!普通名鑑の成績って前年度と通算だけですからね〜。5年の成績の横に年俸も書いてあるので、年俸推移も一目瞭然。こ、これは凄い・・・と思わず買ってしまいました。

で、もうやめとけばいいのに・・・BaseballTimesの名鑑。
「2011 プロ野球プレイヤーズファイル」
http://www.baseballtimes.jp/(単純リンク)

あれ、WEB見ると今年も登場って書いてありますね。去年もあったのか。
選手は1ページに4人。育成選手は後ろにまとめられ、顔写真はあるものの寸評はなし。
これは、データ重視のBTらしく投手ならば持ち球とその比率、打者ならヒッティングゾーンが載っています。
ううーん、こういうのは今まで無かった!と言う訳で、・・・買ってしまいました。

左がBT、右が別冊宝島
Takara_bt

これで、5冊です。こんなに買ってどう使うのか、おい・・・・

名鑑の数々 あまり意味があるとも思えない
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さすがに今年は買いすぎた。

・・と思っていたら、え?BaseballTimesがiPhoneアプリでリリース?
「プロ野球プレイヤーズファイル」
http://itunes.apple.com/jp/app/id430299958?mt=8(単純リンク)

・・・うー、アプリはかなり便利かも・・・名鑑持ってない外出時にもすぐ見られるし・・・でも値段みたら600円!強気だ・・・。やめとこうか・・。
と思っていたのに、WEBを見てみると

“BTサーチ(ビー・ティー・サーチ)”搭載
アプリ特性を活かした多様な検索機能が備わっています。
氏名、経歴、寸評、出身地などでプロフィール検索(*1)、身長や体重、血液型などでディティール検索(*2)が可能な“BTサーチ”を搭載し、お目当てのあの選手、同年代のあの選手も一発で検索が可能となっています。
さらに、球種割合から投手を検索するピッチャー検索(*3)、得意・不得意なホットゾーンから打者を検索するバッター検索(*4)を搭載、試合観戦しながら、各選手の特徴を一発把握することができます。

*1プロフィール検索:「名前」「経歴」「寸評」「出身地」「血液型」「経歴」「NPB在籍年数」「プロ入り後の主な代表歴」の4項目いずれかで検索が可能。
*2ディティール検索:「生年月日」「身長」「体重」「血液型」「経歴」「NPB在籍年数」「プロ入り後の主な代表歴」の7項目で総合的な検索設定が可能。
*3ピッチャー検索 :「ストレート」「シュート」「カーブ」「スライダー」「フォーク」「チェンジアップ」「シンカー」「カットボール」「特殊球」の9球種から投手を検索可能。
*4バッター検索 :打者のホットゾーンを9分割、各コースに対する対応を得意とする、または不得意とする打者を検索可能。


だと?なんじゃこれは?これは画期的かも知れない・・・・。
・・・気づいたらポチっとしてました・・・・。

こんな感じ。左がデータ画面、中がプロファイル、右が「習志野」で検索してみたところ
Iphone


名鑑富豪になってしまった。・・・ああ・・・。

ま、まあ、今年はいろいろ使ってみて、来年に活かしたいと思いますっ!
みなさんはどんな名鑑を愛用しているのでしょうか?


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2011年4月 2日 (土)

【野球本・2】『聖地への疾走』 〜「いいチーム」志学館高校、「リ・スタート」日大三高校ほか〜

野球本紹介シリーズその2、今回は高校野球ものです。
日刊スポーツ出版社から高校野球テーマの新刊がシリーズで出ていまして、これは最新刊にあたりますね。

「聖地への疾走」(日刊スポーツ出版社)
Jiyusisso
日刊スポーツ出版社ai - nikkansports.com: 聖地への疾走
Amazon.co.jp(単純リンク)

スポーツライター矢崎良一さんを中心に、総勢7名のライターが様々なテーマを取り上げています。
発行が去年2010年の10月ですので、例えば日大三高の話は現チームの事でもありますし、より興味を持って読むことが出来ました。

本の内容は

序章 いいチームの定義 志学館高校が応援される理由

第1章 怪物とすれ違った男たち
ダルビッシュ有と東北高校の、あの夏、ともに見た夢

第2章 夢の向こうにあったもの
松本哲也が甲子園を目指していた時代

第3章 なにわの公立魂
大阪府立春日丘高校、神前俊彦監督の野望

第4章 心の併走者
“鈴木ツインズ”双子という名の永遠のライバル

第5章 勝利への渇望
中学野球カリスマ監督、甲子園への挑戦

第6章 延長18回の遺伝子
星稜高校・加藤直樹一塁手の“それから”

終 章 情熱のグラウンド・夏
日大三高、痛みの先に見えたもの

となっています。
この中から序章と終章をご紹介します。

序章「いいチームの定義」では千葉県の志学館高校野球部が紹介されています。
志学館といえば、拓大紅陵と姉妹校で、私が千葉で高校野球していた頃は普通の学校の印象だったのですが、後にプロ入りする投手が出たり(現カープ投手コーチの澤崎俊和投手、ホークスーバファローズの金子圭輔選手)いきなり甲子園に出たりと不思議な存在といいますか、しかし特別な印象の無い学校でした。なので、いきなり志学館高校が取り上げられていることに驚きました。

志学館高校野球部は、近隣の中学やボーイズ・シニアの指導者や、一度でも練習試合で対戦した高校の監督から「志学館はいいね」「素晴らしいチーム」という声が良く聞かれるそうです。
矢崎氏はこう書きます。部員達は自然な表情でしっかりとした挨拶をしてくれる、と。部員達の「目力」が凄い、本当に凄いと。監督は「最初からこうだと思わないで下さいね。3年間かけて、ここまでになるんです」と言います。
「いいチーム」とは何か?どんな指導で、「いいチーム」が出来るのか。川俣監督の生徒に対する思い、取り組みが紹介されていて、志学館野球部の試合、練習を観てみたくなりました。
バファローズの金子選手の「ちょっといい話」なエピソードも触れられています。こういうの読むと応援したくなるんだよなあ。

終章「情熱のグラウンド・夏」では、春の選抜で準優勝しながらも西東京大会準決勝で敗れ、夏の甲子園出場を果たせなかった日大三高を取り上げています。
小倉監督は選手たちとの思いが強すぎて、夏負けたあとはすぐ切り替えられないそうです。そこが他の強豪校と違う、と。でもその方が人間味はありますよね。
甲子園に行ける筈だ、それだけの選手たちだった。本人たちも行けると思っていた、それでも行けなかった甲子園。そんな先輩の姿を見ている下級生は強い。現エースの吉永君は「変った」。現主将の畔上君は「監督でさえ驚くほどのキャプテンシーを発揮している」。
実は、この本を読んでから日大三の新チームがとても気になって気になって。日大三高が今センバツの優勝候補だと私が考えるのもこれを読んだからなのです。
日大三高には特に思い入れはなく、毎年「強打のチーム」という印象があるだけだったのですが、やっぱり気になる存在になりますね。

他にも、ジャイアンツ松本哲也のラグビーと野球の間で揺れた中学・高校時代の話、強烈な印象の残る東北高校の真壁投手の話、そしてついこないだ亡くなられた箕島・尾藤監督の人柄が伝わる話・・・・全ての章がとても個性的で、面白く楽しく読むことが出来ました。
少しでも興味を覚えた方は是非、ご一読をお勧めします。

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2011年3月26日 (土)

週刊「プロ野球データファイル」を毎週買う!って人はどのくらいいるのか?

ベースボールマガジン社から週刊「プロ野球データファイル」なる週刊誌が創刊されました。
http://www.sportsclick.jp/baseball-df/index.html
週刊ベースボールでも広告を打っていたので、ご存知の方、既に手に取った方もいらっしゃるでしょうね。
宣伝文句には
「日本プロ野球誕生から現在に至るまで、一度でも一軍で試合出場した約6000選手のデータを全100巻で網羅」
「球史に深く名を刻んだ1000選手はより詳細なデータを掲載」
他にも「名勝負ファイル」「都道府県別出身校ファイル」などとあります。
定価は580円、創刊号のみ380円です。ディア◯スティーニ商法ですね。

そんな訳で、とりあえず私も創刊号を買ってみました。

創刊号はバインダー付き
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何と言っても白眉は最大の売りである「全6000人選手名鑑」
これは凄いです。資料に当たるのが相当大変だったろうな、と想像。何しろ戦前の選手もいる訳で、顔写真、プロフィール、成績を調べるのは気の遠くなるような作業でしょうね。

例えば、「青木正一」さんという選手がいらして、「37年にタイガース(阪神)に入団するが、39年末に応召し、復帰せずそのまま引退」とあります。戦争から帰還されて、怪我をしたのか、家を継がなくてはならなかったのか、それとも戦争を経験した事で心境の変化があったのか、などといろいろと思いを馳せてしまいます。
2009年にジャイアンツを引退し現2軍コーチの「会田有志」は父親がプロ野球選手なのですが、その父「会田照夫」さんの名前がすぐ上にあったりします。かと思えば去年マリーンズを引退した「相原勝幸」の名前も並んでたり、カープの現役投手である「青木高広」の名前があったりもします。

プロ野球はその時代時代の選手から選手へと60年ずっと受け継がれて今のプロ野球があるのだなあ、と実感します。

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これ、全選手揃えたいな・・・。
でも、毎週580円。高い!痛い!他にも買う物あるし〜。でも月に2,320円と考えるとそうでもないのかな?と思ったり。しかし、全巻揃えると実に57,800円!こ、これは・・・。
しかも全巻刊行された後に、全選手名鑑が発売されたりしたら相当ショックですよ、これ。

私は「継続」っていう行動が全くダメなんです。連続週刊誌どころか連ドラすらしょっちゅう挫折する人間なのに・・・。
とりあえずしばらくは買うかも知れませんが、続かない予感がありありです。
果たして、世の野球好きはどのくらいの人が、どのくらいの意気込みで買うのだろう?興味ありますね。


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2011年2月10日 (木)

週ベ選手名鑑がカラーに!Numberでは今岡記事 ほかマリーンズ小ネタ

今日は待ちに待った、”一番早い選手名鑑”週間ベースボール選手名鑑号の発売でした。
さっそく買い求めると、おおお、なんということだ、オールカラーになっているではないですか!
力入ってますね〜〜。

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同じく今日発売のNumber 772号では「どん底からの復活劇 今岡誠 「蘇った自信」」という阿部珠樹さんの特集記事がありました。

マリーンズ入団時は「他の選手に経験を伝えて欲しい」と言われたが、教わることの方が多かったとか、CSファイナルステージ、ホークスに王手をかけられてからの強さは強烈な体験だったとか。タイガース時代は高額年俸を得ている以上言い訳は一切したくなかったこと、それ故責任が生じるので簡単に野球を辞めるわけにも行かなかったこと。マリーンズに入って、赤坂フィジカルトレーナーのゴムを使ったトレーニングと相性が良かったこと・・・などなどの話が満載です。高額年俸にまつわる話などは、ちょっと今岡を見直してしまいました。

〜〜〜
さて、マリーンズは今日キャンプ休日ですが大嶺、細谷らが休日返上トレをしたようですね。
細谷は今のところ無休ですね〜。オーバーワークの怪我は心配ですが、若い今しか出来ないし、怪我がちの細谷だからこそ一度はこういう事をしても良いのかも知れません。


ロッテ荻野貴、半年ぶりスライディング(スポニチ)

 昨年5月に右膝を手術したロッテ・荻野貴が、約半年ぶりにスライディングを行った。昨年8月に一度はスライディング練習を行うまでに回復したが、再び悪化させていた。

 膝の状態は8割程度といい、首脳陣と相談してスライディングを解禁した荻野貴は「きょうは全力ではやらなかった。(怖さは)多少あるけど、やっていけば大丈夫」。昨季開幕から46試合で25盗塁。外野から遊撃への配置転換に挑戦中の25歳に、西村監督は「状態が少しずつ上がってきている。走塁だけではなく守備も良くなっている」とうなずいた。

まずは一安心ですね。シーズンインした時に、吹っ切って100%のスライディングがどこまで出来るか。荻野の怖さも無理もないと思います。なんとか克服して欲しいですね。


ロッテ・金泰均、アーチ封印宣言(サンスポ)

 昨季21本塁打を放ったロッテの大砲・金泰均(キム・テギュン)内野手(28)が、沖縄・石垣島キャンプで8日、特打を志願した。調子の波を少なくするため、アーチ封印を宣言。昨年は、本塁打を打つたびにハンバーガーが激安価格となってファンを喜ばせてきたが、どうなっちゃうの?
 初夏を思わせる太陽が照りつけ、気温は24度まで上昇。特打を志願した金は、黙々とバットを振り続けた。
 91スイングでサク越えは4発。「特打はバランスを確認するためで、サク越えは狙いませんでした」。淡々と説明したのには訳があった。
 「(入団した)去年は、ファンが本塁打を求めていると分かってから調子が崩れ出したので、ことしはできるだけ本塁打を意識しないようにしたい」
 まさかのアーチ封印宣言だ。ファンの中には『そんな…』と思う人もいるはず。
 昨年、本拠地・千葉マリンスタジアムのロッテリアが「キムチ・テギュンバーガー」を1個400円で販売。金が豪快な一発を放つたび、背番号『52』にちなみ52円に値下げして大人気を博してきた。
 関係者はことしの販売について「未定」としているが、もしもハンバーガーの値下げが継続なら、激安の回数が減るのでは…。本塁打は打ってもらいたいが、調子を崩されては元も子もない-。ロッテファンには、悩ましいことになりそう!?
 (石川洋)

いやいや・・・ハンバーガなんてどうでもいいです(キムチ・テギュンバーガー旨かったけど)。それよりやっぱり安定感が欲しい。ですので、本人が判っているのならそれが一番。
落合博満がいなくなってからのマリーンズ伝統の「大砲不在」は寂しいですけど、元々テギュンは韓国でもホームランバッターというよりは勝負強いアベレージヒッターでしたし、チャンスで打ってくれればそれに勝るものはありません。・・・というかコメント読んでも「アーチ封印宣言」なんてしてないし。
ヒットの延長がホームランで良いですよ〜!


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2011年2月 8日 (火)

【野球本・1】「都市対抗野球に明日はあるか」

野球関係の本が好きでちょこちょこと読んでいるのですが、機会があればいくつか紹介して行こうかと思います。

今回はこんな本。
「都市対抗野球に明日はあるか 社会人野球、変革への光と闇」
横尾弘一著

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プロ野球界に人材を沢山送り込んで貰っているクセに、私は社会人野球は全くもって守備範囲外で、試合を観に行ったこともありません。(行こうかな、と思うことはあっても結局行かなかった・・というそんな程度)
何故なのか理由を考えてみると、「企業の野球チーム」という面が今ひとつしっくりこず、関心を持てなかったのかも知れませんね。

もちろん、野球好きとして私なりに社会人野球の流れは理解していました。・・・しているつもりでした。一時隆盛を極めた企業チーム数も日本の経済力の低下に伴い減少に転じ、いくつかはクラブチームに形を変えなんとか存続している、と。

しかし、この本を読んでみると私は社会人野球の事を殆ど理解していなかったのだな、と気が付きました。そんな単純なものではなかった。
そもそも、社会人野球のスタートは企業チームではなく、クラブチームがきっかけだった(新橋アスレチッククラブ−−−新橋駅の鉄道関係者によるクラブチーム)と言う事すら知りませんでした。

この本では、社会人野球の持つ理念、存在意義を紹介し、「これまでの」来し方の問題点を洗い出しながら「これからの」社会人野球のあり方を提案しています。

また、クラブチームの新たな増加や独立リーグの相次ぐ創設も踏まえ、社会人野球とこれら「新興」との距離のとり方、関係性の築き方にも言及しています。

なによりも、著者の横尾氏が持つ社会人野球への愛情がひしひしと伝わり、「一度社会人野球を観に行ってみよう」と思いました。
特定の分野に愛情を持っている人が著した本にありがちな、盲目的な賛歌に終わらず、社会人野球の持ついろいろな側面を教えてくれます。しかも、底にある危機感は強い。

「社会人野球を何とかしたいんだ」という著者の思いが伝わってくる好著です。


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