カテゴリー「高校野球」の22件の記事

2013年4月26日 (金)

夏の甲子園、休養日設定は大歓迎

久しぶりに高校野球のことを。

今年の夏の甲子園、準々決勝翌日に休養日を設ける事が決まりました。

夏の甲子園 準々決勝翌日は初の「休養日」 連戦なくし公平に(スポニチ)

夏の甲子園 準々決勝翌日は初の「休養日」 連戦なくし公平に
 第95回全国高校野球選手権大会(8月8日から15日間、甲子園)の運営委員会が25日、大阪市内で行われ、2003年から2日間に分けていた準々決勝を今大会から一日で4試合を行い、翌日に大会史上初の休養日を設けることも決めた。

 今回の決定は(1)全ての地方大会で休養日を導入(2)2連戦のチームと3連戦のチームが決勝を行うのは不公平、などが理由で、連戦は最大で「2」となる。主催者側は「夏の暑い中では疲労が蓄積する。なるべく公平な条件で準決勝、決勝を戦わせたいというのはこれまでもあった」と決定に至った経緯を説明。ただし、準々決勝までに天候不良などで3日以上の順延があった場合は休養日は設けない。

 今春センバツでは、準優勝した済美(愛媛)の2年生エース・安楽(あんらく)が、3回戦から5日間で4試合に登板するなど同大会で計772球を投じた。米メディアは「正気の沙汰ではない球数」と報じ、レンジャーズのダルビッシュも「学年別に球数制限とか…」と私見を述べていた。今回の決定に、済美の上甲正典監督は「投手にとってはその方がいい。体調面で楽になると思う」と歓迎した。

これは英断ですね。以前から言われていることではありますが、甲子園での「連投」はしないに越したことはありません。選手によってはビクともしないかも知れませんが、そんな選手は一握り・・・どう考えても18歳、場合によっては15歳だっている高校生に連投が良いわけがありません。メリットがあるとしたら辛い連投を経験して精神面がタフになることくらいで、その為に身体を犠牲にするのは本末転倒ですしそんな方法じゃなくったって精神を強くすることは出来る。

ただ注意したいのは、今回の規定を導入しても準々決勝の時点で2連投(組み合わせの仕方によっては3連投も)、1日空けて準決勝と決勝で2連投だってありえます。つまり5日間で4日投げることもある。これですら異常です。
記事中にあるように、今年の春のセンバツですらまだ2年生になったばかりの投手にとんでもない無理を強いる監督がいることが事実です。
・・・結局は監督の起用法が一番の問題なのは当たり前の話です。例え選手が希望したとしても、高校野球で甲子園の上まで昇りつめると狭い世界に入り込んでしまい、視野が極端に狭くなっている可能性が高く、後で冷静になってみれば後悔することもあるかも知れない。

単純に野球ファンからすると昔から「一番面白いのが準々決勝」と言われるように、一日で最高のチーム同士の試合が一日で4試合も観られるのも楽しみではあります。しかし、お客の期待が連投を強いるような事はあってはいけないとも思います。

勝利至上主義に陥らず、選手の事を第一に考えた甲子園大会であって欲しいです。


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2012年8月26日 (日)

上を目指す高校球児達の戦いはもう始まっている 浦和マリーンズvs亜細亜大学観戦レポ〜番外編〜

試合レポに続いて、球場紹介など番外編です。
マリーンズとの試合以外に、なんだか感慨深い光景を見てしまいました。

亜細亜大学グラウンドはJR五日市線武蔵引田駅から徒歩10分ほどの所にあります。初めて行ったのですが、緑に囲まれたのーんびりした田舎の駅という感じ。こんなところに亜細亜大学日の出キャンパスがあるのですね。ちなみにイオンモール日の出が目の前でした。
キャンパス(といっても運動施設が基本のようですね)そのものも広くて、緑が多いです。

球場はバックネット裏から1・3塁ベンチ前あたりまでコンクリ造りで、ベンチ椅子の観客席が作られています。思ったより立派な客席設備でした。雰囲気としては明大グラウンドと似ています。亜細亜大学の方は屋根がないので、直射日光が直接当たります。

帰り際に撮ったので夕日がまぶしい
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1塁側客席
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ネット裏から3塁側
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グラウンドは両翼105m、中堅120mの立派なサイズ
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ブルペンは1・3塁それぞれ後方外側にあります
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大学の好意でレモン水が用意されていました 嬉しいですねDscf1980

フェンスにはASIA UNIV.の文字
Dscf1953

練習として考えると環境は最高ですね〜。郊外にグラウンドがあると広く使えます。
このグラウンド、キャッチャー後方ファウルエリアの上までネットがかかっています。なので打ち上げたキャッチャーフライはみんなネットにかかる。これだと公式戦は出来ないのかなあ?どうなんだろ。

さて、試合観戦中に3塁側になにやら大学生にしては初々しい一団がいるなあ、と思っていました。

若い集団
Dscf1935

ボールボーイや裏方をこなしている一年生はいるし、なんだろう・・・と思っていたのですが、とある選手の帽子を見ると「照屋」って書いてあります。んん?照屋?そして頭をよぎったのが、この夏の甲子園に出場した浦添商業の照屋投手が亜大進学を固めた、という記事・・・・あれれれれ、あの照屋君かあー!顔も間違い無いです。ということは、来春進学予定の選手たちがもういるのか!甲子園終わったばかりなのに大変だなあ・・・遊ぶ暇ないじゃん、と(笑)

みんなぞろぞろと試合途中で抜け、サブグラウンドでアップを始めました。

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試合後、野手はグラウンドに戻りフリーバッティングが始まります。

Dscf1992

球場を後にするマリーンズ選手たちをよそに、スタンドに居残って練習を眺めていたらマネジャー?のキリッとした男の子がやってきて、「新入生のリストです」と、A4の紙を渡してくれました。それには「セレクション参加名簿」と記されていました。ああー、セレクションかあー。ということは、何人か落とされちゃう選手もいるの??うわあ、厳しいなあ・・・。

先輩はみんなグラウンドに散り、フリーバッティングの打球を受けます。バッティングピッチャーも先輩。こ、これは緊張するだろうなあ・・・・やはり中には緊張のせいか、打球が全然前に飛ばない選手も。ああ、頑張れ!!落ち着け落ち着け!!こっちがハラハラします。ケージに入る時に、「☓☓高校の◯◯です!」と言ってからバッティング始めるんですよね。
なんだか、私が高校に入学して野球部に練習参加した時の事を思い出しました。右も左もわからず、先輩もなんだか怖く見えて・・・みんな緊張してんだろうなあ。ましてやセレクションとなったらますます・・・これからの野球人生に関わるもんなあー。

ブルペンでは投手が投球練習をしています。
Dscf2003

ブルペンは真後ろにも行けるのですが、みんな高校生なのに凄い球投げる。私が観た3人は甲子園に出場出来なかったのですが、これでも甲子園行けないのか・・・。

リストの中には大阪桐蔭の選手もいて、たった二日前に全国制覇を成し遂げたばかりです。今日ここにいるということは、前日には東京入り・・つまり優勝翌日には上京したということ。余韻に浸る暇もないですね。もちろん甲子園に出られなかった選手もいますから、”夏”が終わって一ヶ月以上経っている選手もいますけれど、みんな苦しい3年間を終えたのにまた次へのステップが待っていて、それはもう始まっている。「次」を、「上」を目指す選手たちの戦いは高校野球が終わってもこれからまたスタート・・・。野球をしている人間の必死さ、厳しさを垣間見た気がしました。

「野球で進学出来るんだからこのくらいの努力は当たり前だ」という声もあるかとは思いますが、それでも大変な世界ですよ。亜細亜大学に入れるってことは高校球界では抜きん出た実力がないと無理でしょう。実際、リストには甲子園に出ていないまでも注目選手として名前を知っている選手もいました。それで無事入学出来たとしても、ベンチ入り出来る人数には限りがあります。みんなまた競争にさらされる。

なんかね、みんな頑張って欲しいなあ〜と。そう思いました。怪我で諦めたりとかもしないで欲しいなあ〜とも。
もともとはマリーンズ対亜細亜大学の試合をのんきに観に来た訳ですが、思いがけず貴重な場面を観る事が出来ました。

ああ、これは神宮に大学野球も観に行かないといけないな〜!

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2011年3月31日 (木)

センバツ準々決勝に行って来ました 日大三の強打に驚愕!

大阪出張の帰りに、甲子園に長い寄り道をしてきました。
甲子園は去年の夏決勝以来。センバツは初めてです。

強打・九州国際大付属と、久しぶり躍進の北海。
去年センバツ準優勝校で強打だけでなく注目投手吉永君を擁する日大三と、エース井上君がここまで2連続完封の加古川北。
ちなみに、私は優勝予想は日大三高です。そして今大会で一番興味があったのが加古川北の井上君でした。昨秋兵庫大会では報徳を破っての2位、近畿大会では大阪桐蔭を完封。ストレートは130km台だと言うし、どんな投手だ?と。
今日は楽しみな2試合でした。

この画像はお約束ですね
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◯第一試合
九州国際大付属(福岡) 5−4 北海(北海道)

九州国際大学付属(以下九国大付)の投手三好君と北海の玉熊君は共に130km後半のストレートとカーブ、スライダーがメインの同タイプの投手でした。三好くんの方がどちらかというと本格派、玉熊君は強いて言えば技巧派でしょうか。(三好君の115kmくらいのボールが気になりました。チェンジアップ
だと思うのですが・・・それにしては球速が遅い)九国大付打線は「エグい打線」というイメージが私はあり、初戦では何と2,3,4,5番にホームランが出ています。

その九国大付打線、とにかく積極性が目につきました。ファーストストライクから球種に関わらずどんどん振って来ます。玉熊君はやりにくかったのではないでしょうか。3回からは急に制球を乱す場面も多くなり、常に九国大に先行を許す展開。

しかし北海も3度までも追いつく粘りを見せ、緊迫した試合となりました。
玉熊君はカーブがとても良かったのですが、前半はストレートを続けすぎた気がします。もっと早い段階でカーブを軸にした方が良かったかな〜と思いました。

北海が7回裏に同点に追いついた直後の8回表、九国大付6番花田君がライトスタンドへの「エグい」一発を放ち、また1点リードします。今日は浜風が吹いていて、5番の龍君が放ったスタンドインと思われた打球が大きなライトフライになってしまうシーンもあったのですが、このホームランは浜風関係なかったですね。
この1点で終わっていればまだ判らなかったのですが・・・2アウト2塁からサードへの強い打球がイレギュラーしてレフト前に抜けてしまい、重い2点目が入りました。
北海は最終回に1点を返すも、結局このタイムリーが決勝点となり、北海は1点差で涙をのみました。得てして、こういう非情な事が起こります。イレギュラーが無かったらチェンジだったでしょうね・・・。でも、それが野球なんですよね。好試合でした!

特筆は九国大付4番の高城君で、既にホームランも放っているスラッガーですが、今日は先制のタイムリーを含め全ての打球が右方向。状況に応じたバッティングが素晴らしいと感じました。ホームラン狙って大振りになったりしそうなところですが・・・頼れる4番ですね。
北海の玉熊君はまとまっていてピッチャーらしいピッチャーでした。夏、またピッチングが観たいです。

◯第二試合
日大三(東京) 13ー2 加古川北(兵庫)

この対戦、全ては加古川北の井上くんの出来次第、と思っていました。
その井上くんは今日は制球が悪く、ストライクを取りに行くところをことごとく痛打されてしまいました。
日大三といえば「強打」が代名詞ですが、いやあ、ほんとに凄い、凄い打線でした。何しろ打球音が全く違います。「バキン!!」と言う感じ。今の金属バットは消音タイプですけど、日大三のは「昔の金属バット」みたいでした。九国大付も凄いと思いましたが、ちょっと次元が違いますね。ボールを「打つ」と言うよりは「叩いている」感じです。
昔、日大三の練習は9割がバッティングという話を聞いた覚えがありますが(違っていたらごめんなさい)いやはや、凄いスイングでした。

連続完封中の井上君でしたが、初回にあっさりと点が入り、リズムも掴めなかったのかも知れませんね。この悔しさを糧にして夏頑張って欲しいです。
加古川北で少し気になったのは、外野からの返球をカットマンではなくダイレクトにホームへ送球する場面が目立ち、余計な進塁を許す場面が多々ありました。(実はマリーンズも非常に多い)とても勿体なかった・・・。
加古川北は守備力で勝ち上がって来たと勝手に思っていましたが、そうでもないのかな?
試合前のシートノックで、ノッカーが打つ前に打球の方向に走りだしている内野手が殆どだったのが気になりました。バットとボールの角度から判断して動いているとかでは無くて、私も覚えがありますが、たぶんノッカーの癖を覚えているのじゃないかな?これだとあまり意味がありません。
それでも、完封かと思われた最終回に4安打を集中して2点を取ったのは良かったです。
夏に向けて守備の基本をもう一度見つめ直して欲しいです。(偉そうにナンですけど)

日大三の投手吉永君はプロ注目の投手ですが、ストレートは力がありました。うーん、モノが違うなあ、というのが印象です。楽しみにしていたシンカーは殆ど投げなかったですね。途中抜けたボールがあったのですが、それがそうかも知れません。

それにしても、間近で日大三の強打をみると凄いです。現時点では優勝最右翼だと感じます。
次戦は何と九国大付と対戦、両チームの打棒が爆発するのか、両投手が踏ん張るのか、かなり注目です。

甲子園はやっぱり良いですね。野球に集中し、幸せな時間をしばし過ごすことが出来ました。
負けてしまった学校はまだ夏があります。センバツを財産にまた頑張って欲しいですね。

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2011年3月23日 (水)

センバツが始まった!

第83回選抜高校野球大会が開幕しました。
一時は開幕も危ぶまれましたが、甲子園大会はプロの「興行」とは違って本来高校球児のためのものですし、開催したほうが良いと思っていました。
応援も鳴り物禁止にせずいつもどおりにして欲しいな、と思いますが、東北高校始め被災地域からの学校は応援もままならない状態ですから、「自粛」という意味の他にそちらへの配慮もあるのかも知れませんね。

第1試合では新潟代表の日本文理が初出場の香川西を8ー1で下しました。日本文理はご存知一昨年の夏準優勝校でもありますし、勝利にそんなに驚きはありませんが、よくよく考えると新潟勢が選抜初戦を勝つって言うのも凄いことです。選抜始まって以来ずっと勝てず、2006年だったかな?日本文理がやっと初勝利。今では当たり前とも思えるくらいですから・・時代は変わりますね。

第2試合では九州国際大学付属がこれも初出場の前橋育英を7ー1で下しました。九国大付はなんと2,3,4,5番がホームラン。しかも1イニングに3ホームラン・・・なんですかこれは。今時の高校生はもう・・・。
九国大付は以前東北高校の監督を務められていた若生さんが監督なのですが、東北高校時代のチームカラーとかなり違うので驚いています。現巨人育成の河野元貴が捕手だった2年前の夏の甲子園でも九国大付の選手のスイングスピードの速さには驚きましたが・・・みんな凄い。いやはや。

第3試合では史上最速、創部一年目で甲子園を決めた創志学園と、創部110年の北海高校の対戦という好対照チーム同士の対戦でした。締まった試合展開の中、北海が2−1と辛勝。創志学園初の甲子園、力及ばずでした。創志学園はとても興味があったので録画しておいてさらっと見たのですが、先発のエースの富田君が甲子園の雰囲気に呑まれてしまったのか、自分の投球が出来なかったですね。本人は悔しいなんてもんではないと思います。まだ夏が(それも2回!)ありますし、バネにして頑張って欲しいです。それにしても新2年生と言ったってまだ全員実質一年生ですからね・・・まだまだ先があります。
創志学園と言えば選手宣誓をした主将の野山君、落ち着いてはっきりと宣誓し、素晴らしい宣誓でした。メッセージがはっきりと伝わって来ました。
それにしても北海高校はいつも小柄な選手がレギュラーに入って頑張ってる印象があります。今日は身長161cmの磯田君がセンターで良いプレーをしていました。何年か前の夏は158cmくらいのセカンドがいたと思うのだけど・・・北海高校と言えば前ヤクルトの若松を代表に、小柄な好選手の伝統が連綿と続いているようで面白いですね。

今日は初出場校には厳しい甲子園となってしまいましたが、まだ夏があります。貴重な経験として糧にして再スタートして欲しいですね。

さあ、高校野球は開幕しました。選手たち、まず自分たちの為に全力プレーを!


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2010年9月30日 (木)

千葉国体 硬式野球は雨に祟られて「順位なし」

26日〜30日の4日間で予定されていた、千葉国体・硬式野球は中止に次ぐ中止で中途打ち切り、「順位なし」となりました。

雨で流れた興南“3冠”…準々決勝中止で順位なし(スポニチ)

第65回国民体育大会「ゆめ半島千葉国体」(千葉国体)第6日は30日、銚子市野球場で公開競技の高校野球硬式の準々決勝2試合を行う予定だったが、天候不良のため中止となり、競技日程を終了した。準々決勝が途中で終わり上位4校が出そろわなかったため、大会規定により順位を決めない扱いとなった。

 この日は甲子園大会で史上6校目となる春夏連覇を果たした興南(沖縄)が試合を行う予定だったが中止となり、同校の「3冠」達成はならなかった。順位を決定しないまま打ち切りになったのは、一昨年の大分国体以来

記事にもありますが、興南高校の三冠は無くなりました。残念ではありますが、まあ甲子園の春夏連覇が偉業で、国体はそんなに・・・ねえ。
結局10校がそれぞれ1試合だけやって終わってしまった今大会、最後の試合と意気込んでいたであろう選手たちには気の毒でした。

私も2日も休みを取ったのに、両日とも雨で流れ・・・いまだに残念です。甲子園決勝以来の興南と東海大相模ナインを観たかったし(この甲子園決勝を観戦出来たのはほんとうに私にとって宝のような思い出となっています)、「元気な一二三君」も観たかったし、成田高校も観たかったし、ほかの学校も観たかった・・・・。

想像ですが、選手たちも国体は「夏」までの野球生活とは違って、恐らく「楽しんで野球をやれる」チャンスだったでしょうから、楽しみにしていたんではないでしょうか。
私は引退してからの野球の方が遥かに楽しかったですもん。

選手たちはちょっと宙ぶらりんで終わってしまったかも知れませんが、最低でも1試合出来てまだ良かったのかな。今後、いろいろな道に進むでしょうが、本当にお疲れ様でした。
みんな、次なる人生に向けて頑張って欲しいです。

その一方で既に新チームの戦いはとっくに始まっています。来年の甲子園が、今から楽しみです。

あーあ、それにしても観たかったな・・・・(しつこい)。

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2010年8月24日 (火)

決勝へ行って来た! 〜甲子園レポ〜

第92回全国高等学校野球選手権大会、決勝の興南ー東海大相模に行って来ました。
私自身、決勝観戦は初めてだったので勝手がわからずネット上で聞いてみたりしましたので、参考になればと思い、の甲子園レポです。
(画像はクリックで拡大します)
試合の様子はこちらのエントリーで触れています。

甲子園は余り観に行く機会がないので良く知らなかったのですが、決勝を含む先の試合の前売りは開幕してしばらくしてからなんですね。今年は21日に決勝、発売は5日前の16日でした。(参考:アサヒコム
しかも、発売する席種は一・三塁特別自由席のみで、バックネット裏の中央特別自由席、アルプス席は当日売りのみ、と(正確には中央特別自由席は「通し券」なるものが当日売り以外ではあるらしい・・)。

さて、ハタと困ったのは、前売り時点で決勝にどこが出るのか判らないのは当然として、例え目当てのチームが出るとしても果たして1塁側なのか3塁側なのかがわからない!という事。今回は仕事の都合もあるので、興南高校が決勝進出した時のみ観戦に行こう、というものでしたから悩みましたが、興南の優勝を予想していたこともあり、えいやっと賭けに出て1塁側を買いました。結果的には興南が見事1塁側に。ラッキー!しかも、10時発売だったのですがしばらくしてからチェックすると売り切れになってました。良かった!

本当は中央特別自由席で観たかったので、どうしても、の場合は前日入りして徹夜か早朝から並ぶという判断にしましたが、それは出来れば避けたかったのですね。

さて、決勝前日に無事興南の決勝進出が決まり、後はその日のうちに大阪・兵庫に向かうか、決勝当日の朝の東京発新幹線始発で向かうかでしたが(私は埼玉在住)、そのあたりの質問をネットに投げてみた所、当日移動でも「チケットがあれば大丈夫だろう」という声がいくつか。教えてくださった方々、感謝です。

なにしろ初の沖縄勢初優勝がかかってる上に土曜日ですから、相当の混雑が予想されるので悩みました。
が、前日移動は仕事との兼ね合いで時間的にも距離的にも無理をしなければならないので、中央特別の購入は諦め、最悪球場に入れればいいや、と当日朝の新幹線にしました。

甲子園に着いたのは朝の9時頃。向かう車中では、Twitterで「開門が8時35分に」といった情報が続々と入って来ます。気持ち的にちと焦りますが、電車は急いではくれないのでおとなしく向かいます。

さて、甲子園駅に着いてみると、既に駅前まで長打の列!一瞬ギクリとしましたが当日券の列だろうと思ったらそのようで。

駅前まで伸びる当日券を求める列
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9時を少し過ぎた時点で、「1塁側アルプスは売り切れ」との案内。
翌日の新聞報道によると、徹夜組は94人。8時10分の時点で5650人が並んでいたそうです。午前9時には満員通知が出され、前述したように10時予定の開門が8時35分に早められました。9時半には中央特別が売り切れたそうですが、たぶん9時時点で並んでた人の後ろの方は買えなかったでしょうね。
関係者のコメントとして「ここ近年では最高」との事ですから、今日の様子を「最大値」として考えれば良いと思います。

さて、チケットを買っておいた事に心底安堵しながら入場門へ向かうと、列もなくあっさり入れました。
さらに拍子抜けしたことに、場内に入るとベンチ真上を別として、まだ全然お客さんが入っていない・・・席は選び放題に近い状態でした。

9時過ぎに入場した時の様子
Img_2641

ベンチ上の部分は傾斜がかなり緩く、グラウンドがかなり見にくいと思われ、上段とどちらにするかが問題でしたが、今回は選手の表情を間近に観たかったので、ベンチ上にしました。
しかし、試合をゆっくり観たいならやはりここは避けるべきです。前に人が座ると見えない・・・かなり見えません。私達の前にはたまたまデカいおじさんがずれて座っていて、子供だったので見えましたが、それでも見にくいです。デカいおじさんが前だったらもう完全アウトです。何故におじさんの後頭部を見なくてはならないのか・・・
余程の理由がない限り、上段を勧めますね。
さらに、ベンチ上付近は午前中はガンガン日が当たります!鬼の様に暑かった!通路に避難しましたが、長い時間もいられず。
それに対して上段はずっと日陰な上に、風が通って目茶苦茶快適ですね。今後は絶対上段にします。今日だけ特別。

ちなみに午前中は3塁側はほとんどの部分が日陰です。しかし、時間が進むにつれ、3塁側は次第に日に照らされ、焼かれてました・・・。試合開始前時点にはスタンドの下半分程は既に日に当たってました。
私のいたベンチ上、下段部分は試合開始とともに後ろから影が忍び寄り、13時半頃に待望の日陰に。
席の選択はいろいろと難しいですね。
もちろん、アルプスはずっと日が当たります!

そんなこんなで試合前かなり早い時点でスタンドは超満員に。
画像は11:36の時点。
Img_2657

結局、決勝を見ようと思ったらチケットを持っていれば普通に行っても大丈夫。しかし、ほとんどのファンは当日券だと思われるので、その場合は早朝から行ってないと難しい、と言う事ですね。
まあ、今回のは極端な例だとは思います。
いろいろと勉強になった決勝でした。

さて、ここからはいろいろな画像です。

こ、このカーネルおじさんはあの・・・道頓堀に・・・の彼?
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一番酒瓶持込みそうな人に言われると説得力があるのか、ないのか
Img_2646

3Fコンコースにて。こういう時はタイガースの本拠地なんだなあ、と思わされる。味は・・どうなんだろ
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お約束のカチワリ
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甲子園はペットボトル持ち込み可、なので、次の観戦の時はいろいろ用意したい。凍らせたペットボトルを持ち込むのが一番いいのかな。球場でも至る所で凍ったペットボトルを売っていて、かなり重宝します。(二人で500mlを6本かな。それにカチワリ2つ、それだけ水分を摂りました)

一度撤去された甲子園のツタは今このくらい。早く外壁を覆って欲しい!
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ツタがどうやって外壁にくっついているか知っていましたか?こんなんでガッシリひっついてます。私は知らなかった!
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これは植物学的になんて言うのかな?調べてみないと。

レフト後方にある「甲子園歴史館」へ。大人500円、子ども300円ナリ。
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詳しくは甲子園歴史館のサイト

タイガースものも当然ありました
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昔手書きスコアボードに使われていたプレートも
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そして面白かったのが、バックスクリーンに行ける「バックスクリーンビュー」。
まず行けない所なので、非常に面白かったです。
こんな感じ。バックスクリーンの下の所はこんなに広いスペースになっているんですね
Img_3031

ここがこんなアングルで見られたりします
Img_3033

闘いすんで
Img_3032

高校野球コーナーでは代表校のユニフォームなどがふんだんに飾られていて、ユニフォームのデザイン好きな私としてはかなり楽しかったですね。

うわあああ、池田のユニフォームだ!
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私が育った千葉で一番好きな学校、習志野高校
Img_3048
昔、練習試合の予定があって楽しみにしてたのに雨で流れた。
一度だけ当たった公式戦ではコテンパにやられた。

私の中で、高校野球と言ったら星稜高校なのです。この2校の組み合わせはたまらん・・・ヤバすぎる
Img_3053

マリーンズファンとしては最後にマリーンズネタを。
西岡のユニフォームが飾られてました!
Img_3042
Img_3043

この甲子園歴史館、名勝負映像もありますし、じっくりみたらかなり時間かかります。私は1時間半くらいいましたが、それでも足りないくらいでした。なかなか面白かったです。

さよなら、甲子園
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深紅の大優勝旗は遂に沖縄に! 〜決勝観戦記〜

悲願の夏の大優勝旗は南の海を渡り、沖縄へーーーーー
2010年8月21日、第92回高等学校野球選手権大会は沖縄代表・興南高校の優勝で幕を閉じました。
沖縄勢初の夏の甲子園優勝、そして史上6校目の春夏連覇。
その瞬間をこの眼で見たくて、その場所に立ち会いたくて、とうとう甲子園決勝に行きました。
甲子園は何度か行っていますが、初の決勝です。
(以下、画像をクリックで拡大)
Img_2637

そこには別世界がありました。自宅のある埼玉で普段どおり仕事をする日々に帰った今、思い返してもまるで夢のような空間でした。
決勝の観戦記を記したいと思います。かなり長くなると思いますが、ご容赦を。
(なお、当日の観客や入場の様子などは、いつどこで誰の参考になるかも判りませんので、甲子園の他の画像などと共に別エントリーを立てようかと思います。)

決勝は春の王者・興南と東海大相模の決戦となりました。以前のエントリーで触れたようにこの両者には浅からぬ因縁があり、この2校の対戦には感慨を覚えます。

試合開始前。
まずは興南の選手がグランドに姿を現しました。少し遅れて東海大相模の選手達。
両チームに送られた盛大な拍手の中、ここまでやってきた選手たちの闘いを思うと、「良くここまで残ったなあー」という感慨にとらわれます。
全国4028校中の最後の2校。正直、もうここまで来たら充分だ、とも思いました。ですが、ここで勝敗を決めないのは半端な第三者の感傷でしょう。
しかし、それほど両校の選手達は輝いて見えました。

決戦前のマウンド
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1塁側アルプスを埋めた興南高校を応援する人々の熱気は試合前からうねり、場内を渦巻いています。そんな中、淡々とアップをする選手。
本来は自分たちの為に、好きで野球を始めた筈なのに、いつの間にか沖縄の期待を一心に背負っているその姿には、しかし気負いなどは感じられず、むしろ落ち着いて頼もしく見えます。

アップをする興南の選手達
Img_2670

沖縄は、春の優勝は3度あるものの、夏の優勝は届かないーーーそんなイメージがいつの間にか定着していたかの様に思います。
しかし、今年の興南高校は初の夏の優勝を予感させてくれるに十分なチームでした。エース島袋君の安定感。身体能力の高さに裏打ちされた打撃力、守備力。全てにおいて高いレベルのチームです。
終わった今だからこそ言えますが、正直、対抗馬はいなかった。しかし、全国の高校が「打倒興南」「打倒島袋」を合言葉に凌ぎを削る中、夏を勝ち上がるのは至難の業・・・。特に、島袋君にかかる重圧は並大抵の事では無かったでしょう。

その肩にかかる期待は既に自分だけの物では無かった
Img_2706

私が球場に入ったのは9時過ぎでしたが、試合開始まであっという間でした。
13時。両チームの選手たちがホームプレート前に集まり、いよいよ試合が始まります。

両チーム整列。この後どんな試合が展開されるかは誰ひとりとして知らない
Img_2761

興南は後攻。島袋君の投球に注目が集まります。
初回、東海大相模は1番の渡辺君がストレートをセンター前に運びますが、4番大城君が併殺で0点。
島袋君は今までと一転、明らかに変化球主体のピッチング。

島袋君 この日は制球重視、打たせて取るピッチングに見えた
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対する一二三君は初回から全力の投球。興南にヒットを許すものの、3回までを0点に抑えます。しかし、制球が安定しないのは見て取れました。急造サイドスローの上に何しろ3連投ですからね・・・。

一二三君 投球、打撃、フィールディング、全てにおいてセンスを感じた
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3回まで両チーム0点の試合は、両投手が連投と言うことを考えると、意外や投手戦になるかとも思わせる展開でした。

<沖縄と甲子園>


〜〜〜

沖縄が初の甲子園出場を果たしたのは、1958年、第40回大会の首里高校でした。この時、沖縄はまだ米国の統治下にあり、パスポートとドルを持っての大会出場。持ち帰った甲子園の土が、当時の検疫に引っかかり、海中に投棄されたのは有名な話です。

その10年後、現監督の我喜屋さんが興南高校の主将として甲子園出場、ベスト4に輝きます。その後は豊見城高校が3年連続のベスト8を果たしますが、優勝旗はまだまだ遠いものでした。

そして、1991年第72回大会、名将栽監督率いる沖縄水産が、とうとう決勝へ駒を進めますが、天理高校の前に惜しくも0−1で準優勝。

さらに翌1992年に2年連続の決勝進出を果たします。いよいよ優勝か!と機運は高まりますが、大阪桐蔭高校に阻まれ、2年連続の準優勝に終わりました。

この2試合とも、私はテレビの前で夢中になって応援していましたが、優勝は果たせず、なんとも言えない喪失感に襲われた事を覚えています。私ですらそうですから、沖縄、特に高校野球関係者の落胆は想像を超えるものでしたでしょう。やはり優勝には届かないのか、と。
〜〜〜

・・・試合が動いたのは、一二三くんの球威が落ちてきたように見受けられた4回裏、興南の攻撃でした。
1アウト1、2塁から伊禮君がセンター前に弾き返し、待望の興南先制点。
このセンターに抜けていった打球の航跡に、沖縄の優勝へ続く道がはっきりと見えました。

この打球にも、ドラマがありました。

<ハイサイおじさん>


〜〜〜
高校野球ファンにはお馴染みの、沖縄の高校が出場すると演奏される軽快な「ハイサイおじさん」。それが今年は初戦に一度だけ演奏されて以来、演奏されていなかった事をご存知でしょうか。

それというのも「歌詞の内容がそぐわない」という一通の投書が地元紙に掲載された事が発端でした。
産経ニュース「【甲子園・夏】あの名曲…応援歌「ハイサイおじさん」が教育的指導で消された」
自粛となってしまったハイサイおじさん。しかし、それが決勝を前に復活する事となります。
沖縄タイムス「帰ってきた「ハイサイおじさん」 自粛に演奏の要望殺到」


そして、4回裏1死1、2塁。打席には伊禮君。この時、応援が「ハイサイおじさん」に変わりました。私は「あ、ハイサイおじさんだ!」と思ったその瞬間!

快音を発した伊禮君の打球はセンター前に抜けて行き、2塁走者がホームイン、先制!

今大会のハイサイおじさんの経緯を知っていた私には一気に鳥肌が立ちました。

正直言って、野球において第三者の応援がもたらすものって言うのはあまり信じていない私ですが、この時ばかりはあまりのタイミングに恐ろしくなりました。

もちろん、ハイサイおじさんはチャンスで流すのが通例で、チャンスイコールタイムリーという可能性は高いのですが、あまりにもタイミングが良すぎて・・・。

ハイサイおじさんの歌詞は、誤解を恐れずごくごく簡単に言うと始終飲んだくれているおじさん、の話なのですが、この時はなにか「おじさん」がアルプススタンド全体に降りてきたような気がしたんですね。

まあ、馬鹿らしい話、と笑われるのがオチだと思いますが、こんなエピソードも伊禮君のタイムリーにはあったのです。

〜〜〜

興南打線はこの回、7本のヒットを集中させ、失策も絡み一挙7点。今大会、何度も見られた集中打で一気に試合が動きました。
とにかく、興南の各打者は腰を据えて、ボールを引きつけて打ちますね。スイングスピードが早くないと出来ない打撃です。
今でこそ「強打興南」ですが、ここに至るまでの道のりは簡単なものではありませんでした。

<貧打興南>


〜〜〜

我喜屋監督が興南の監督に就任したのは2007年。興南高校は昔こそ沖縄では甲子園常連と言っても良いくらいの存在でしたが、いつしか名前を聞かなくなっていました。

そして就任直後の2007年、いきなり夏の甲子園に24年ぶりに出場します。その時の活躍を見て入学して来た生徒が、今の3年生達。

しかし、翌2008年春には東浜巨投手を擁する沖縄尚学が春の選抜で優勝します。興南より先に春夏連覇の期待がかかる2008年夏、沖縄尚学は地区大会決勝で伊波翔悟投手を擁する浦添商に敗戦。代表となった浦添商は史上初の同県、別の学校での春夏連覇に挑みますが、ベスト4で涙を呑みました。

しかしながら、沖縄のレベルがやっと全国を狙えるまでに上がって来た事を実感する出来事でした。

いよいよ優勝旗が現実の物となって来たそんな中、2009年春に興南高校は2年生でエースとなった島袋君を中心にセンバツ出場を果たします。

そして迎えた初戦の富山商戦・・・島袋君は延長10回を19の三振を奪いながらも味方の援護が無く、挙句には失策絡みで2点を失い、初戦で姿を消す事になりました。続く夏も出場を果たしますが、明豊高校に無念のサヨナラ負け。

「島袋がいるのに勝てない」そんな評価がまとわりつき、その矛先は援護出来なかった打線に向けられました。「興南は打てない」と。

打撃陣からすると悔しかったでしょう。なんと一日1000スイングを課し、徹底的に振り込むーーーそんな努力を続けて来た事が、今の「強打興南」に繋がったのです。私なんかが想像するよりも遥かに悔しく、遥かに苦しい練習を続けて来た事と思います。
〜〜〜

一二三君はさすがに連投の疲れもあり、球威が落ちてしまい、この後も6点を追加され、6回でマウンドを降りました。しかし、観戦している誰もが本来の投球ではない、という事を知っていたと思います。決して打たれたことに対して揶揄する声は上がらないでしょう。良く投げました。

我如古君の3ランももの凄いスイングでした。小さな身体全体がまさに「バネ」、身体全身で打っていました。かと言って決して大振ではない・・・この打球に興南選手の身体の強さが見て取れました。

一二三君の後を継いだ江川君の投球も印象に残るものでした。「自分の投球をするんだ」という事だけが頭にあったのだと思います。表情は帰宅して録画を見なおしてわかりましたが、実にいい顔をしていましたね。最後の夏、最後の甲子園で良い投球だったと思います。

そしていよいよ、沖縄に優勝旗が渡る瞬間がやって来ました。
球場全体が異様な雰囲気の中、島袋君は最後に渾身のストレート!27個目のアウトを「こだわってきた勝負球」ストレートで奪い、その瞬間、深紅の優勝旗がとうとう沖縄の地に渡ったのでした。

この頃になると、もう私はふわふわしていて、何か目の前で繰り広げられている光景が夢のようで・・・観戦者というだけの私が何を、と笑われるかも知れませんが・・・あまり現実感が無く、ボ〜としていましたね、今思うと。

興南高校、夏の甲子園を制し春夏連覇!
Img_2828

東海大相模の選手、勝てなかった事は残念だと思うけれどこの決勝にまで来たという事は誰よりも誇っていいと思う
Img_2839

終わってみれば、やはり興南高校の圧勝でした。ここまでのチームを創り上げた監督、選手たちの努力に敬意を評したいと思います。
しかし、一つだけ言うならば、島袋君と共に頑張って来た3年生ピッチャー、砂川君にどこかで投げて欲しかったなあ・・・聖光学院戦、もしくは報徳学園戦で先発もあるかと思ったのですが。川満君が3試合かな、投げているだけに、せめてそのどれかでも・・と思うのは外野の余計な声でしょうか。
砂川君は選抜後に島袋君が身体と気持ちを休めている間、主戦として九州大会を任せられ、チームを九州王者へと導きました。他チームならエースになれたかも知れません。甲子園で一度も登板が無かった本人やご両親の胸中を思うと・・・・。
でも、私が簡単に考えるよりきっと、確かな信頼関係がチーム内にはあるのでしょうね。それこそ当事者でしかわからない。そう考える事にします。

それにしても、今大会はベスト4に進出した4校のうち、実に3校がほぼ一人の投手に連投を強いるという、時代に逆行するような形となりました。これだって前述したようにチーム内で折り合いは付いているのでしょうし、それだけの存在である3人の投手だったと言うことなのでしょうが、この猛暑の中で連投をする負担を考えると、もう少しなんとかならんのかな、と考えてしまいます。

話がそれました。

試合は終わりました。そして閉会式が行われ、あれほど熱を帯びていた球場からは熱気が去り、日は少しずつ傾き、グランドには決着の着いた両者が並んでいます。
Img_2898

何度もいいますが、決勝まで残ったという事は素晴らしい事です。
敗者に「準優勝おめでとう」というセリフは違和感を覚えますが(たぶん私が敗者だったら「なにを!」と思う)、ここまで来た2校には祝福があってしかるべきかも知れませんね。

もちろん、この2校だけでなく、甲子園まで来れた選手達は本当に胸を張って良いと思います。
私は高校野球経験者ですが、自分に出来る努力はしたけれど、甲子園を目指している選手の努力には気持ちでも内容でもとても及びません。普通の弱小野球部でしたし、甲子園なんて目指してもいませんでした。
でも、甲子園に来た選手たちは、自分たちの努力で掴んだ甲子園なのです。
そこに、どうしようもない私との差と、羨望と、尊敬を覚えます。年齢も関係ありません。
もちろん甲子園に出る事が全てではありません。地区予選で涙を呑んだ選手達の方が遥かに多いですし、その努力は尊い。

そんな中、ここまで来た選手達。満員の観衆が無責任に見つめる中、グランドに登場して来た両チームの選手達を見て本当に凄いな、と思いました。甲子園のグランドは最高のご褒美なんだと思います。

深紅の優勝旗はとうとう沖縄へ
Img_2907

スコアボード上には興南高校の旗が残された
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選手たち、お疲れ様でした。これからは好きな事して思いっきり遊べ!
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もちろん、甲子園にも光と影があり、新聞にあるような美談ばかりではありません。
それでも、3年間、苦しい練習に耐えてきた事実は本物ですし、観るものに感動をくれる事も本物です。
本当にお疲れ様でした。

最後まで読んで頂いた方、ありがとうございました。

初めての決勝観戦、とても思い出深いものとなりました。

興南高校の選手達、沖縄の方々、おめでとうございます!

あ〜あ、来年の夏まで長いな・・・・・

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2010年8月20日 (金)

甲子園 決勝に行って来ます! 〜興南と東海大相模のエピソード〜

当ブログでは沖縄県地区大会を初日から追ってきました。
そして、沖縄代表・興南が悲願の沖縄勢・夏初優勝、そして春夏制覇を掴むチャンスがやって来ました!
これは行かない訳にはいかない!・・・って事で決勝に行って来ます。

興南の決勝進出を読んで、決勝戦のチケット発売直後に入手しておいて良かった〜!
でも自由席なので(もともと指定は無い)、朝イチの新幹線で甲子園に乗り込み、その日の内に帰って来るという弾丸ツアーですが・・・・

対戦する東海大相模は、実は今年の春に沖縄恒例の「招待試合」のチームとして沖縄に招待され、沖縄の実力校4校と交流試合をしています。
当然興南とも試合をしており、その時は5−4で東海大相模が興南を下しました。この時は島袋君は2イニングスのみ登板して抑えています。一二三君は登板なし。

で、面白いのが物議をかもした一二三君の突然のサイドスロー転向ですが、実はこの時だったのです。フォームに悩んでいた一二三君が島袋君のトルネードを真似してみたところ(雑談中にという話があり)、腕が横振りになったと。それで、沖縄二日目の登板でいきなりサイドスローとなったのですね。
こんな所で島袋君との因縁が・・・。面白い〜。

また、一二三君の球を受けるキャッチャーで4番の大城卓三君、ファーストの大城健二君は双子の兄弟で、沖縄出身です。中学まで沖縄でしたが、東海大相模のエースだった2つ上の兄・大城昌士さんの後を追う様に海を渡りました。
大会前には「決勝で興南と当たりたい」と言っていた大城ツインズ。それが実現してしまう所に運命の面白さを感じます。

私は甲子園の決勝は初めてです。いつか決勝を、と思いながらウン十年・・・やっとこの日が来ました。
楽しみに行って来ます!

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2010年8月18日 (水)

第92回 甲子園大会11日目 興南4−1仙台育英

甲子園大会11日目、ベスト8をかけての4試合が行われ、沖縄代表・興南高校は仙台育英高校と対戦しました。
眠くて元気が無いので簡単に・・・。

興南の先発はそろそろ2枚看板のもう一人、砂川君かと思ったのですが島袋君でした。
勝ったら明日どうするのだろう?
一方の仙台育英も木村君ではなくて田中君でした。

島袋君は前半〜中盤まで肩がいかにも重そうで、スライダーが高めに抜けるのが目立ちます。
それでもストレートは低めに制球されており、前半はストレートを軸に勝負。
2回、仙台育英の今大会のラッキーボーイ三瓶君にそのストレートをバックスクリーン横に運ばれますが、初球のストレートに全くタイミングが合っていなかったのでちょっと油断したのでしょうかね?
それでも、後続を3人で抑え、全く崩れる気配を見せませんでした。

興南は初回、ヒット、犠打、タイムリーで4球で先制。田中君からすると訳わからない内に先制されたでしょう。
興南はその後も攻撃の手を緩めず、初回から2点、1点、1点と3回までで4点をもぎ取ります。
仙台育英は3回1/3で田中君から木村君にスイッチ。この木村くんが1回戦、2回戦とは別人の様な素晴らしいピッチングを見せ、4回2/3を1安打6三振と興南の攻撃を完璧に抑えこみました。

この木村君の好投で試合は中盤から一転して締まり、後半にかけては仙台育英が押しているくらいでしたね。それでもホームランの1点のみに抑えた島袋君もさすがでした。
勝手な推測ですが、木村君の姿には「これが最後の甲子園になるかも知れない」という気持ちが込められていた様な気がします。負けを覚悟していた、というよりは、今日のマウンドにいられる瞬間を大事にしていたといいますか。

今日は「熱闘甲子園」もニュースも観ていないのでどんなコメントを残したのか気になるところです。

終わってみれば、それでも興南が地力をみせつけ、4−1で勝利しました。
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興南は相変わらずの試合巧者で、エンドランにスチール、セーフティー気味の送りバントと1球ごとに作戦を変えてきます。それに対応できる選手も素晴らしい。
2年前出場の浦添商業の戦いを思い出し、沖縄のチームは沖縄尚学を始め全国区の学校がひしめきますから、公立高校をも巻き込みその競争の中で各校が力をつけているのだなあ、と思わされました。

それに今更ながら身体能力の高さには眼を見張ります。スイングも力強く、それでいて軸がブレない。「身体能力の高さ」で片付けてはいけない努力がもちろんそこにはありますが、それとて体力がないと出来ませんからね・・・

我如古君、眞榮平君がいまだ調子が今ひとつなのが気にかかりますが、1番国吉大陸君、9番守備の人大城君がバッティングでも元気でしたね。

仙台育英高校もみながセンス溢れ、さすがのプレーでした。また、技術とは別の所で元気の良さも眼につき、強豪校にありがちな「いやらしさ」は感じ無かったですね。気持ちの良いチームでした。

さて、興南は翌日18日の第二試合で福島・聖光学院と対戦します。近年恐ろしい勢いで力を付けている聖光学院、視野には全国制覇が当然入っているでしょう。
ひとつのヤマかと思います。

興南の先発が誰になるのか、も含め、楽しみにしたいと思います。

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2010年8月15日 (日)

甲子園大会 興南、横綱野球で明徳を破る 

さて、県大会から追ってきた高校野球沖縄代表・興南ですが、初戦は触れる時間がありませんでした。
今日の2回戦はゆっくり試合を観ることが出来ました。

初戦、鳴門高校を9−0と破った興南。今日は強豪明徳義塾とぶつかります。明徳、という事で不気味さはあるものの、明徳は6年ぶりの甲子園。昔程の強さはないと言っていいでしょう。
春の王者・興南は投打にバランスが取れており、普通に考えれば興南有利。

島袋君はストレートは良いものの、序盤は変化球が今ひとつ抜けたりと、本調子ではありません。
幸先良く興南は先制しましたが、明徳の足を絡めた攻撃もあり島袋君も2回、5回と1点ずつ失点します。
しかし、「ここぞ」で三振を奪うピッチングはさすがで、明徳打線を寄せ付けず9回を8安打12三振3四死球、自責点2で完投しました。中盤からは変化球を上手く使い出した捕手山川君のリードも良かったですね。
どうなんでしょうね、私的には65点くらいのピッチングかな?とは思いますが・・島袋君はまだまだこんなものじゃない、という期待も込めて辛めの採点。しかし、要所を締め流れを相手に渡さないエースらしい投球でした。

打線は中盤にややドアスイング気味になる部分が見受けられましたが、終盤はきっちりとセンター返しに修正してきました。盗塁、エンドラン、スクイズと攻めも多彩。明徳も馬渕監督らしくエンドランなどを上手く絡め、あの手この手で来ますが、島袋くんの前に結局力負けした感じでした。
伊禮君の甘い球を見逃さなかったホームランは見事でした。注目の我如古君、4番眞榮平君はらしくないバッティングでしたね。次戦でのバッティングに注目です。

興南は試合終了後も浮き足出つ様子はなく、目標は頂点とまだまだ高い所にある事を伺わせてくれる振る舞いで、頼もしい限りです。春夏連覇が具体的な姿を伴って現れてきました。

もちろん何が起こるのか判らないのが高校野球です。
次戦は2日後、17日に延岡学園ー仙台育英の勝者と対戦します。
控えの砂川くんを今日は登板させなかった興南。次戦は砂川君先発の可能性もありますね。砂川君は背番号こそ10ですが、春の九州大会をほぼ投げ抜きチームを優勝に導いたエース級の投手です。日程が詰まってくると投手が重要になってきますので、その当たりも含め我喜屋監督の采配に注目ですね!

☆興南ショート大城滉二君、春の甲子園エントリーで触れましたがとても守備センスのある選手で私一番注目です。今年は堂々の背番号6で登場。この日も良いプレーをみせてくれました。
☆明徳の背番号2、座覇君は兵庫県の中学出身ですが、その名前と顔つきから沖縄出自かなと思っていたら小学校4年まで沖縄にいたそうですね。甲子園で沖縄のチームと対戦することになると言うのも面白いですね。


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