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2011年10月16日 (日)

今年どうしても行きたかった。 Kスタレポ〜番外編1〜

前回のエントリー「今年どうしても行きたかった。 Kスタレポ〜試合編〜」に続く、番外編です。

何故、Kスタに今年どうしても行きたかったのか・・・それは震災があったからにほかなりません。
もともとイーグルスがKスタでの初の本拠地開幕を予定し、マリーンズの次にイーグルスが好きな私にもそれはかなり嬉しい事で、しかもその相手がマリーンズという事で開幕のチケットを入手し楽しみにしていました。
しかしご存知の通り本拠地開幕どころではなくなり、イーグルスはQVCマリンでの開幕、しかも平日デーゲームでの試合を余儀なくされたのでした。
球団関係者はもちろん、何より東北で楽しみにしていたファンの方、沢山いたと思います。しかし実際の所、「それどころではない」という気持ちもあったでしょう。Kスタも震災被害に見舞われましたし、よくぞ4月下旬に間に合わせたなとすら思いました。

もともとKスタは大好きで毎年行っているのですが、そんな事があっただけに余計今年は行かなくてはという思いを強くしました。しかしなかなか行くことが出来ず、去る10月8・9日にやっと訪れる事が出来ました。

Kスタは今までと変わらぬ賑やかさで迎えてくれました
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シーズンも終盤になればお客さんにも特別な感傷はないのでしょうけれど、それでも私にはグラウンドが眩しく見えました。沢山のお客さんがイーグルスのユニフォームを来て球場に向かう姿、球場内で選手のプレーに一喜一憂する姿、そんな姿はプロ野球では当たり前の事ですが、半年前はそんな当たり前の事すら出来る状態ではなかった。

震災当日、私は大阪出張が出発直前に急遽キャンセルとなり、そのまま出社せず自宅待機をしていました(今思うとキャンセルになったのは運が良かったとしか言いようがない・・・同僚達は帰京するのに大変な苦労をしました)。埼玉の我が家も震度5強の揺れにあい、部屋にある水槽(魚が好きで沢山水槽があります)が激しく揺さぶられ、たわみ、水が弾け溢れ出しました。今まで経験したことのない揺れでした。その後テレビニュースをつけると・・・津波警報が出され、東北の港が映し出され、みるみるうちに津波が襲い・・・それらをリアルタイムで観てしまった私は、それからというものテレビやモバイル端末のtwitterから離れられなくなってしまい、寝る事すら申し訳なく思え、それ以外何も手につけることが出来なくなりました。携帯には地震の緊急速報が間断なく届く中過ごした数日間の、音も何も無くなってしまったような世界を未だに忘れることは出来ません。

そんな事を思い出しながらグラウンドでの試合を見ていると、涙がこぼれました。あの頃のKスタはこれどころではなかったのだろう・・・しかし関係者の努力があって、ここまで来た。こんなのは私に遅れてやって来た感傷なのはわかっていますし、実際に被災された方からすると何言ってんだよ、と怒られそうですが、私の中では現地に足を運ばないとキリのつかない感情を抱え続けていた事は事実なのです。

ああ、燦々と降り注ぐ陽光の下で野球を観て、一喜一憂することって本当に幸せなのだなあ、と心の底から思いました。

多くの人達が球場で野球を楽しむ、そんなことが本当に大事
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・・・今までKスタには車で直接行くか、仙台駅から徒歩orバスで向かっていたのですが、8日の帰りにふと思い立って最寄りのJR仙石線・宮城野原駅から帰ろう、と思い立ちました。仙台駅から近いし、今まで選択肢に無かったのですよね。

宮城野原駅は完全イーグルス仕様になっていました。

宮城野原駅(画像は9日昼)
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駅構内もイーグルス一色!
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そして、全くもって迂闊なことに・・・・駅で路線図を見るまで、仙石線が津波で大きな被害を受けた路線だということに全く思い至っていませんでした。正確には、仙石線の被害は知っていましたが、Kスタの最寄り駅を抱えている路線だということが全く頭にありませんでした。
仙石線は震災で列車ごと不明となったり、駅舎が消失したり、言葉を失う被害を負いました。全線が不通となり、余震で新たな被害が出るなどする中、段階的に復旧が進み今は高城町~矢本駅間以外の運転となっています。しかしながら全線復旧はまったく目処がついていません。

途中区間が運行不能となっている仙石線
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QVCマリンフィールドで言えば、京葉線の途中区間が未だに不通という事と同じです。我が身に置き換えてみるとちょっと堪らない・・・・。
今回はウィークエンドパスというJR東日本のフリー切符と新幹線という組み合わせで、フリー区間は乗り降り出来るので、試合後そのまま高城町まで乗って来ました。途中で部活帰りの高校生が乗ってきたり、いろいろな人が乗り合わせていて電車に乗っている分には普通の光景です。この普通の光景が大事なんだよな・・・と思いました。
震災被害に関しては・・・全く終わりは見えず、まだまだ問題は山積みです。国民ひとりひとりが立ち向かって行きたい。

・・・と、私の思い以上になんだか重くなってしまいました。
個人的な、しかも甘甘な感傷におつきあいさせてしまい、申し訳ありません。
本来のKスタレポ番外編は次のエントリーにしたいと思います。

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コメント

私も夏に、松島まで行ってきました。
ずいぶんきれいに街は片付いていましたが、観光地というのに人通りは少なく……現地に身をおいて、ほんの通りすがりでも現地の人の話を聞いて、いろいろなことを感じた旅でした。
宮城野原駅、降りませんでしたが、駅の入口からイーグルス一色なんですね!
私も来年はぜひ、試合を見に行きたいです。

投稿: tiko | 2011年10月17日 (月) 14時47分

>tikoさん
コメントありがとうございます。

私はただ通り過ぎただけのような感じでした。経済的にもほとんど貢献していない滞在でしたけど、それでもいろいろな事は感じました。復興に向け有形無形のお手伝いをしていきたいです。震災は日本全体の問題でもありますもんね。
宮城野原駅は新鮮でした。なんか気に入ってしまいましたよ。これからもKスタへの行きか帰りかどちらかは使おうかな〜なんて思っています。
tikoさん来年試合を観に行けるとよいですね!
あ、以前tikoさんブログにコメントさせていただこうかと思ったのですがアメブロメンバー限定なので出来ませんでした。すみません!
里崎、復帰したのはいいがお腹が立派になってないか?と私も思いましたよ(笑)

投稿: BJ | 2011年10月17日 (月) 23時50分

宮城野原駅はクラッチとクラッチーナですが、一つ手前の榴ヶ岡はカラスコが描かれています。

2005年から数年間は両駅を利用しましたが、ここ数年は仙台駅から宮城野通りを歩いて向かっています。(バスは混むので敬遠)

8月にナイター前の待ち時間を利用して、矢本まで、バス代行輸送区間に乗りました。代行バスは松島海岸からの運転で、道路と線路が並行していない区間は、駅から離れた場所に停留所を設けていたようです。
特に、東名はホームだけ残り、線路が流され、野蒜は、新しい駅舎ですが、内部は津波でやられていました。家ごと壊されたり流されたりした個所が多く、残った家も中はぐちゃぐちゃで、まさに廃墟という感じで、言葉がでませんでした。
沿岸部はそのままの復旧ではなく、ルートを変更するらしいです。

球場で、地元のファンの人たちにも聞いてみましたが、Kスタから海に向かって歩けば、同じような状況だと言われました。被害があまりに大きく、復興するためにはまだまだ長い道のりだと感じました。

投稿: 大阪の一ファン | 2011年10月18日 (火) 00時53分

>大阪の一ファンさん
コメントありがとうございます。

榴ヶ岡にはカラスコですかぁ!これは来年利用しなければ(笑)考えてみれば榴ヶ岡は仙台駅とKスタの間ですもんね、こっちもイーグルス仕様になってないとおかしいですよね。
震災の時の報道で野蒜駅の名前が出てきたことも良く覚えています。列車ごと行方不明の報道には戦慄すら覚え、本当に心が痛みました・・。
本当に、復興はまだまだ先、長い道のりですよね。しばらくして忘れてしまうのではなく、日本社会全体で長く継続的に支えあって行きたい。自分に出来ることから、いや、出来ることだけでもしていきたいです。

投稿: BJ | 2011年10月18日 (火) 01時12分

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