これだから野球は面白い 勝利を分けた30cmと数cm 2010日本シリーズ第4戦 マリーンズ3−4ドラゴンズ
いや〜、とにかく疲れました・・・勝利の女神がいるとするならば、あっちへフラフラ、こっちへウロウロ・・・最後の最後にドラゴンズ側にひょいっと。
先発はマリーンズは唐川で来ました。怪我と右ひじ違和感でずっと投げていない投手を先発に持ってくるところにマリーンズの苦しい先発台所事情が伺えますが、4回もたず降板してしまいました。
実際、投球フォームを見ていても良い時と比べると今ひとつスムーズさが無いと言うか、体重がきっちりゆったり左足に乗って行っていなかったですね。
去年、ダルビッシュが第2戦で同じように故障明け、一ヵ月半振りに登板して勝利を挙げましたが、あれはダルビッシュの能力だからこその特殊な例かな・・・2002年、ライオンズが半年投げていなかった松坂をシリーズで開幕と第4戦に起用して失敗しましたが、独特の雰囲気のある日本シリーズでやっぱりいきなり普段通りの力を発揮するのは難しいですね。(もっと古いとファイターズの工藤とか成功例もありますけど・・あれは今回と違って奇襲の範疇か)
唐川は全く責めることはできません。
一方のドラゴンズは予想通り山本昌で来ました。立ち上がりから、特に右打者外角いっぱいへの制球が素晴らしく、苦労しそうだなと思いましたが、信じられない変化球の抜けが2球あったりして、こちらも3回投げ切った所で降板。
試合は、先発投手が早い降板をした後の中継ぎの力比べのようになりました。
それからの展開はもう、勘弁してくれ!と悲鳴を上げたくなるほどのチャンス、ピンチの連続。
延長11回ウラオモテの計22イニングスのうち、三者凡退は4イニングスのみ。
野球というスポーツは何が起こるか分からないと良くいいますが、今日ほどそれを痛感させられる試合も珍しいです。
◯ドラゴンズの2度に渡る牽制死。
◯今江の3塁線に切れると思われたセーフティーバントを捕ってしまった為にヒットにしてしまったネルソン。
◯晋吾のエラーから始まった無死1、2塁で送りバントを今江が掴んだはいいが1塁に誰もおらず、満塁としてしまった投手と内野のサインミス。
◯6回裏、ツーアウト1、3塁でテギュンのライトライナーを英智が照明が眼に入りながらも捕球したプレー。
◯9回ウラ、西岡のサヨナラと思われた打球がレフトフェンスラインのわずか30cm程左に入りファールになった事。
◯極めつけは10回ウラ、井口の打球を名手・英智がまさかの目測判断ミスで捕れず、さらに後ろに逸らしての無死2、3塁。1アウト満塁となって、福浦の放ったハーフライナーがサードベース真正面に飛び、堂上直がベースを踏んだまま掴んでのゲッツーに。あの場面であんなとこにおあつらえ向きのライナーが飛ぶなんて・・・ちょっと考えられません。
◯さらにさらに、11回の表はそのミスで絶体絶命のピンチを招いた英智が出塁しチャンスメイク。谷繁がバントで送って2アウト2塁で好打者大島、と9回表と全く同じ流れで迎えたピンチ、今度は大島がセンター超えタイムリーを放つ・・・前進守備の岡田が必死の背走で飛びつくも、グラブの数センチ上を通過しました。
西岡の打球は30cmほどファールゾーンに外れ、大島の打球は数センチ上回ってフェアとなった・・・・この違いはどこから来るのか。おそらく理由とか原因はありません。野球の神様のいたずら、としか言いようがない。本当に、本当に結果は紙一重でした。
野球という予測の出来ないスポーツの面白さと怖さを充分堪能しましたし、今日の敗戦はもう、仕方ないです。
もちろん悔しいんですよ、とても悔しいし今後の展開を考えてもとても痛いんですけど、でも仕方ないとしか言いようがありません。
ブランコとの内、伊藤の2度に渡る勝負はシビれましたし、浅尾との福浦、西岡の勝負は本当にハラハラしましたし、10回ウラ1アウト満塁の場面で登板しフルカウントまで行きながら無失点に抑えた高橋のピッチングも凄かった。シビれる場面の連続。
確かにミスもあり、両チームとももっと点が取れたであろう試合だったかも知れませんが、今日はもう選手たちの死闘でお腹いっぱい・・・野球の面白さをまたしても感じさせられました。
これで、どちらが優勝するにしても6戦以降の名古屋に持ち越されましたね。マリーンズにはビジターでの胴上げが似合っているのかも知れません。
マリンでの胴上げは来年以降に取っておきましょう!
気になる先発投手ですが、ペンと中田でしょうか・・・これが成瀬と吉見になったりするとそれはそれでまた面白いのですが、私個人としてはペン、中田で試合がどう転んで行くのか観たい気持ちもあります。6、7戦はまた両チームエース級の投げ合いが観たいという気持ちもありますし。
しかし、全く予測のつかないシリーズになって来ました。泣いても笑っても後最大で3試合、この時期にマリーンズの試合が観られる幸せを感じながら楽しみにしたいと思います。
☆結局、交流戦とシリーズに触れたブログで私は大島良い選手、と書いている。今日も書きましょう、大島良い選手だな〜。
☆最後の最後、打者一人で岩瀬に交代したのはわからない・・・そもそも11回は頭から岩瀬と思っていたのですが、高橋で行ったんなら高橋じゃないのか?なんでだろう。
☆その岩瀬に対して、代打の南は良くフォアボールを選んだと思う。終盤はほとんど試合出ていなかったのに、いきなりのあの場面で良くやった。
☆高橋に対しての代打細谷、打てという方が厳しいですよね〜。レギュラーシーズン中からそうですが、代打の切り札がいないよなあ・・今日で言えば福浦のみ。幸一の存在にどうしても思いを馳せてしまう。
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コメント
こんにちは。
テレビ観戦していたのですが、とても疲れてしまいました。球場で観戦された方、寒かったし疲れたでしょうね。球史に残る死闘だったのではないでしょうか。
サヨナラの場面もありました。チャンスはできるのですが、西岡選手のファール、福浦選手のサードライナー、なかなかうまくいきません。
でも、あと2つ勝てばいいのです。頑張れマリーンズ!
投稿: まりんずちゃん | 2010年11月 4日 (木) 00時25分
いやー、楽に勝てたし、楽に負けもできた、そんな試合ですね。
2度のけん制死は両方無死からで、初回なんかはゲッツーが送りバントなら簡単に1点先制されていました。けど西岡・福浦の打球が・・・。本当にいい試合でした。残念ですが、明日、切り替えて挑んでほしいですね。
私も、思っていました。俊足・堅守・選球眼に食らいつくガッツ、そして勝負強さに打球の強さ・・・
ああ、大島。いい選手だなぁ~!!
投稿: tomten | 2010年11月 4日 (木) 01時12分
>まりんずちゃんさん
コメントありがとうございます。
私もテレビで観戦でしたが、相当疲れましたから、現地観戦組はいかほどかと・・・
日本シリーズとして3番目の長い試合だったようですね。
両チームともにチャンスがあって、勝利の女神が行ったり来たりして最後はドラゴンズに行ってしまった、そんなゲームでしたね〜。
投稿: BJ | 2010年11月 4日 (木) 22時26分
>tomtenさん
両チームともに勝ってもおかしくなく、負けてもおかしくないという不思議なゲームでもありました。
大島、良い選手ですよね。
でも、マリーンズは荻野貴司、清田育宏も誇れるルーキーコンビですね!来季が今から楽しみです〜!
投稿: BJ | 2010年11月 4日 (木) 22時28分